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やる気と自信を高め、ストレスも軽減する『デスライティング』入門

こんにちは

instagram集客×引き寄せの専門家の田尻紋子です。

モチベーションが低いとき、どうしてますか?

毎日高いモチベーションで仕事ができたらいいのに」と思うことってありますよね。

ビジネスをやっていると、どうしてもモチベーションが低い日が出てきたり、逆にやる気に満ち溢れた日が出てきたりと、安定して仕事に取り組めない時期が出てくると思います。

普段よりやる気が高まっている日であれば、どんどん作業を進めてビジネスでも結果を出せるようになるでしょう。

しかし問題なのは、モチベーションが上がらずに苦しんでしまう場合です。

やる気がわからないのは、緊急性がないから

私はお客さんの行動原理を理解するときに、「人は緊急性・限定性がないと動かない」という話をします。

今すぐ買わなければいけないもの、今しか手に入らないものしかお客さんは買ってくれないと言うわけです。

これは私たちのモチベーションを考える時にも役立ちます。

つまり、「今すぐやらなければいけない」といった緊急性を意図的に生み出すことができると、私たちが自分を自由に操ることができるというわけです。

時間は有限なのに、無限だと勘違いしてしまう

そもそも私たちが行動できずに悩んでしまう原因として、「時間はまだたっぷりあるんだから後でいいや」と考えてしまうことがあげられます。

本来は私たちの時間はお金よりも貴重なはずなのですが、時間はお金のように数字で把握することが難しいため、どうしても時間が無限にあるように感じてしまうんですね。

学生の頃に夏休みの宿題を最後に日にまとめてやっていたタイプの人もいると思いますが、この場合は「夏休みが終わる」という〆切があり、時間が有限であることを強く認識できるからこそ、宿題を終わらせるエネルギーが湧いてくるんですね。

要するに、宿題や課題、仕事の〆切が常に迫っているかのような実感があれば、誰でも緊急性を感じ、高いモチベーションを生み出すことができるはずです。

やる気も自信も高める「デスライティング」とは?

「常に締め切りに追われているかのような、時間の有限さを実感する方法なんてあるんですか?」と疑問に思う人は多いでしょう。

そこで役立つのが、心理学の世界で使われる「デスライティング」という手法です。

デスライティングの「デス」は、Death=死を意味する言葉です。

直訳すると、「死の執筆」といえるでしょう。

デスライティングの手順

具体的にどんな手順でデスライディングを行うのかというと、基本的な考え方は非常にシンプルです。

つまり「自分の死について日記を書いてみる」だけでOKなのです。

例えば、次のようなテーマについて日記をつけてみるとよいでしょう。

  • 「明日自分の人生が終わるとしたら、何をしたいだろうか?」
  • 「自分が死んだ後、どんな葬式を開いて欲しいだろうか?」
  • 「自分の棺にはどんなものを入れて欲しいか?」
  • 「自分が死んだ後、どんな人物だったと言われたいか?」

長い時間を取る必要はありませんので、1日10分程度自分の死について考えてみてください。

紙に書き出したりスマホやパソコンのメモに書いたりすると、自分の文章を客観的に見つめ直すことができるのでおすすめです。

「人の死で人生が変わる」を擬似体験する

なぜこのような行動をすべきなのかというと、人間にとって「死」をイメージすることは、緊急性を生み出す上で非常に効果的だからです。

例えば、あなたの身の周りにも「両親が死んで、人生が大きく変わるきっかけになった」「愛する人の死が、自分を良い方向に変えてくれた」という経験を持つ人がいるかもしれません。

小説やドラマの世界でも、大切な人の死を乗り越えて主人公が大きく成長するシーンが描かれるのは珍しいことではないでしょう。

身近な人の死によって私たちの人生が大きく変わることがよくあるのは、自分の死をイメージして「人生は有限なんだ」という事実を再認識できるからです。

「自分が生きている時間は無限ではない。」「有限の人生の時間を、こんなにダラダラすることに費やしていてはまずい!」という実感が生まれ、爆発的な行動力に結びつくんですね。

死をイメージすることで、穏やかな心境に

実際にデスライティングについて研究したデータによると、デスライティングを行った人たちは行動力が高まり、自尊心が高まったことがわかっています。

他人への思いやりも強まり、お金などに対するストレスが軽減して穏やかな日々を過ごせるようになったというデータもあります。

自分の死について考えるというシンプルな行動ですが、科学的に大きなメリットがあることも証明されているんですね。

それもそのはずで、もし自分が明日死ぬとしたら身の回りのすべてのことに感謝の気持ちを持てるようになることでしょう。

愛する人や、支えてくれた人、同じ目標に向かって一緒にがんばってきた仲間たちなど、いろんな人に感謝の気持ちを伝えたいと考える人が多いはずです。

そうした穏やかな心境になれば、「お金がない」「あの人が嫌いだ」といった小さな悩みがどうでもよくなるのも当然でしょう。

時間の希少性が、緊急性を生み出す

自分の死について考えることは、広い意味で「人生の〆切」を意識することにつながります。

いつ人生の〆切が訪れてもいいように、今すぐできることを精一杯やる!という行動力に結びつくのです。

「自分の残りの人生」という時間の希少性を考えることによって、人を動かす緊急性が生まれ、モチベーションを高めることができるということですね。

デスライティングは、10分あれば簡単にできるテクニックなので、ぜひ今すぐに取り組んでみることをおすすめします。

デスライティングを行う上での注意点

ただし、このデスライティングというテクニックは、非常に大きなパワーがあるため扱いには十分な注意が必要です。

たとえば、毎日毎日自分の死について考え続けていたら、ネガティブな思考に襲われてしまってモチベーションが低下するリスクもあるでしょう。

ですので、デスライティングは長期間にわたり継続して使うテクニックというよりも、爆発的なエネルギーがほしいときに使う短期的なテクニックとして扱うのがおすすめです。

不安を感じやすい人は要注意

また、精神的に不安定な時や、不安を感じやすいタイプの人にとっては、デスライティングによってメンタルに悪影響を及ぼしてしまう可能性もあります。

その場合には、まずは悪化したメンタルを元通りに回復させることから始めましょう。

取り扱いには注意が必要なテクニックではありますが、大きな効果が期待できるのでうまく活用してみてください。

おわりに

私たち一人ひとりの人生の締め切りを意識させ、強力なエネルギーを生み出す「デスライティング」。

聖書について悩んでいる人にとっては、非常に役立つテクニックだと思います。

扱い方には十分注意して、ビジネスでのモチベーションアップに活用しましょう。

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